ありがたいと素直にそう思った
ジム・プリマス

夕方になって洗い物をした
家事労働と姿勢維持筋の行使で
少しでもカロリーを消費しなくては
最近、一度に食べるご飯の量を
一日あたり1.25合から1合に減らした
でも体重は落ちてない
現状維持のままだ
ご飯をこれ以上減らすのは難しい
砂糖も油も肉もふんだんに摂っている
目下、血圧と血糖値を下げる薬と
コレステロールの吸収を防ぐ薬を
毎日、飲んでいる
それで何とか糖尿病を免れている
肥満体なのは変わってない
自分の容姿に関しては
軽い諦めの気持ちがある
その事にため息をついて
また電子タバコの吸引器を
くわえては煙を吐き出す
ニコチン入りのリキッドを
メンソールのリキッドに
二割、混ぜて吸っている
味気ないけど気持ちは落ち着くので
なんとか我慢は出来る
さっきから
相変わらずクラッシックを聴きながら
パソコンのキーを打って詩を書いている
詩作に没頭していると時間は早く過ぎる
このあいだ本当に久しぶりに
15年来のメル友、詩友から連絡がきた
彼女に詩みたいな、手紙みたいな文章を
書いて送ってみようと思っている
彼女は僕の投稿した
動画も見てくれたみたいだ
友達というのは良いものだ
彼女の言葉ははんなりと
僕の背中を押してくれる
悪意は精神を蝕むが
善意は精神を癒してくれる
ありがたいと素直にそう思った


自由詩 ありがたいと素直にそう思った Copyright ジム・プリマス 2021-09-16 17:27:36
notebook Home