丸い月を
秋葉竹
《星の山公園》では
夜に
波の音が聴こえて
《友愛の鐘》を鳴らさなくても
仲良くなれる気持ちになれる
一人で
生きて来た訳でもない
一人で
生きている訳でもない
明けない夜を、制止させるな
明けたいのぞみを、加速させるな
あるがままの自分でいいのなら、
それでは、人生って、持ち運べるみたいな?
想いが詰まった、本当、
嘘つきみたいな、歳のとりかたをしたか?
今日、未来が花畑に見えた
けれども、明日になれば、それはわからない
丸い月を見上げたら、嘘のような涙が流れた
一人で生きられない孤独
胸にぽっかり空いた穴に
月は涼しい風を吹かせてくれた