丘の上
梅昆布茶



閉塞してはいけない
開脚もしてはならない

同じ条件のなかでプログラムするならば
遁走する豚の尻を追わなければならない

複雑なきみはミニマムな自己を取得したかい
僕はきみをいつまでも尊敬しているし

毎日は準備したように波打って僕たちを嘲笑うが
僕たちの進化という乗り物は永遠に無料化されない

何処にも欺瞞はないのだが不条理は遍満している
誰のせいでなくそのまま不条理は歴史と呼ばれる

僕は団地裏の小公園で通年のラジオ体操を
妻とふたりから始めようと想っている馬鹿者

丘のうえのお馬鹿さんで生きて行けたら
あとはたいしたのぞみは無いようにしたいのです











































































自由詩 丘の上 Copyright 梅昆布茶 2021-09-09 10:56:09
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