インドの自然感染による集団免疫とは
st
デルタ株のケタ違いの感染力で
ワクチン接種による
集団免疫の獲得は
大変難しいものとなった------
などという
研究者たちの意見が
最近多くなった
集団免疫といえば昨年
スウェーデンや
ブラジルのマナウス地域で話題となったが
スウェーデンでは失敗し
ブラジルでもたちぎえとなったようだ
ところが
集団免疫獲得は不可能という
最近の学者たちの研究を
あざ笑うかのように
突然
インドの自然感染による
集団免疫獲得のニュースが飛び込んできた
デルタ株の震源地であるインド
というのが
面白かったので興味がわいた
詳しく調べてみると
インドのワクチン接種率は約1割と確かに低く
ワクチン接種によるものではないようだ
インド全土で調べられた抗体保有率は
各地で70%を超えており
自然感染によるものだ
というのは
間違いないだろう
厳しく行われたロックダウンも
相当に効果があったと思われる
それにしても大したものだと
感心していたら
最後に見たデータで
現在の感染者数が1日当たり約3万人 ?!
なんだこれは ?!
感染爆発中といわれる現在の日本より多いぞ
と不思議に思いグラフを見たら
ピークが1日当たり約41万人だった
人口が約12倍だから
単純に比較はできないが
その絶対数がまだ多い
気持ちはわかるが
集団免疫を獲得したなんて
とてもいえないと思う
インドでは
マスクをはずし規制をゆるめ
バーなどでアルコールを解禁し
集団免疫獲得を祝っているようだが
油断していると
スウェーデンやブラジルの
二の舞を演じることになるぞと警告したい