光
はるな
長い長い光のすじを
たどる気持であるいていた
だれかが声をあげる
これはただの線だ
白く書かれた 一本の ただの
もう少しいけばわかる
別のだれかが言う
のろのろと足はうごいている
でももう疲れたのだ
疲れていて、とまることもできない
自由詩
光
Copyright
はるな
2021-08-20 23:29:56