旅人のうた
梅昆布茶
身体感覚に素直に従って生きてゆきたいのですね
回答の得られない食べきりサイズの人生でもそれでも
新たな無限のドアを自ら鎖してしまわないように
太陽が遍照する微妙なバランスの不自由にありがとう
ぼくも孤独なフリーマーケットで一瞬を再生産し続けます
価値観の違いを短絡的即物的に却下しないでおこうと
違和感という球根を大切に育てて発芽する前に
捨てるのはやめようとぼくも想っています
すべてに起承転結はないとおもうのです
因果のそとに君を初めて理解できたぼくが
座敷ワラシのごとくちょこんと座ってて
自由とはたぶん精神の自己規律との抱き合わせで
わがままとか恣意的とか不文律との協調力で
調整しない明日に旅立つ君にエールしながらも
ぼくもいつかそこまで到達できれば良いと想うのです