自由律俳句「食べられる退屈」(75)
遊羽

 豆腐屋のラッパもスピーカーから

 退屈が忍び寄る満員電車のあちこちで

 あるじなき手袋木の枝暖める

 退屈積もり尚重くなり

 幼きころなくした帽子思い出す


俳句 自由律俳句「食べられる退屈」(75) Copyright 遊羽 2021-08-11 08:25:18
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