暗いくらい暗い人の
こたきひろし
暗い部屋で明るい話題はすぐに尽きる
暗さに慣れた眼で外へ出たら
眼はたちまち太陽の餌食になった
帰りたい部屋を見失い
彷徨い歩いた夜更け
君と手を繋ぎたくなる
コンビニまでの途中
電線に黒い天使があらわれた
部屋で一人ラジオ聞いてたら電車で人身事故のニュース
何だか腹が減ってきた
別にしあわせになれなくもかまわない
めちゃくちゃに思考して
ハチュメチャニ
生きてる自分がいるようでした
自由詩
暗いくらい暗い人の
Copyright
こたきひろし
2021-07-24 07:36:09