みちゆき(ブラウザにより意味不明になりますすみません)
ふるる
一段下がったこの一行目を歩くみちゆき
二行目には何かの展開が来るはずで
三行目ははなから期待してなかったけど
四行目の隣に
かわいらしい花が咲いている
のを見ていたら六行目に辿り着き
それから
それから さらさら川は流れ
それからの橋
を渡ったところに
十行目で待つと言っていたKがいて
Kはいつでも作者の都合よく
微笑んだり悩んだりしているので
次の行で仲良く連れだって行こうよと言うと
いいよと返事
あ
二人で
ぴ
ょ 水たまりを
ん
越えて
よろけて笑ったりなどしてもう
二十六行目についたはるか遠くには同じ形で
山
山
山
がそびえている
青緑
緑
深緑
といった具合でさわやかな風も吹
く
角を曲
が
り
ついたところは最後の行ではなくまだ韻を踏みながら行く
バク
スカンク
バイクで
スイカを買いに行くのか二匹白黒同士で仲がいい私たちは何台も来たから
バ
ス
に乗る
この停留所には停まりません
あと二行後に停まります
ここで降りるまだまだ行くあしひきの山
本さんちはすぐそこだからぬばたまの黒
瀬さんちも隣だしちはやふる神
名さんちは次の行せをはやみ岩
田さんちはここから十七行先でここではちはやふる神名さんが回覧板をくるくる回している道は交差していて
ド
ク ー
ロ
ー ス
ド
を渡りひとまずロード……の時間が長いといらいらするねゲームの話
まだロード中……(このフィールドはどれだけ広いのかというゲームの話)
岩田さんちはここで
オープンガーデンがあるので入ると
素敵な花 花 ハーブ 花とあり
奇妙な段
差
が
ああっ
穴に
落ちた
じめ
ん
誰かー
いませんかー?
ああ
深い穴でじめっぽく不快
一緒に落ちたKを見ると
そろそろ他の詩や小説に戻らなければならないんだけど出られなかったらどうしよう
どうしようもなく
Kと二人絶望
感が
あっ
横穴がある
ず
っ
と
横
を
進
ん
で
出
る
と
外だ
右が散文で左が詩とある
こちら詩の方は海辺で星の砂と思ったら
歌の砂
歌は沢山ある
浜辺では
猫がおわああと鳴いているし
四人の僧侶が手を振っている
無表情で体操をしている人もいる
赤い手押し車が輝いているし
一つの波が来て
これは不可解な船旅になりそうでも
行く
波にゆら
れて
私と
K
の中では
不安と
期待が
みちて
ゆきて
みち
ゆき