光と闇が階下で
komasen333


遅かれ早かれ
向き合わなければならなかったのだろう
当事者ではないのに
緊張で心臓がどうにかなってしまいそう


光と闇が
階下で 
息を潜めるような静かな声で
これまでの
鬱積や疑義を突き合わせている


いくら観察者とはいえ
それは抽象の糸にまつわること
口を挟む余地はない
しょせんは他人事にすぎない
強がりな部分は多々あるけれど
事態の推移を 見守ることしかできない


この後
闇は
どんな顔をして
このことを僕に話すのだろう

その時
僕は
どんな顔をして
その話を聞けばいいのだろう


自由詩 光と闇が階下で Copyright komasen333 2021-07-11 22:19:01
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