デジカメの落とし穴
st
持っていた
ライカのオールドレンズたちの
狂ったような大幅な値上がりに
気をよくして
ご祝儀買いにと
フルサイズが安くなっている
デジカメを買ってみた
もちろん
値上がりした
ライカのオールドレンズたちが
すべて取り付けられる
ミラーレス一眼だ
中古でわずか6万円弱で
M型とRのマウントアダプターが5000円
合計6万5000円ほどで購入できた
さっそく使ってみて
最初はフルサイズの威力の素晴らしさに感動し
デジカメ初期の昔を思い
こんなに進歩したのかと驚いていた
当時140万画素で22万円
フルサイズなどはなく
APS-Hサイズの600万画素の一眼レフが
360万円もしていたのがウソのよう
ところが
落ち着いてくると
何かがおかしいことに気づく
最初はそれ程気にならなかった
電子ビューファインダー・EVFの
映りかたが気になりだした
チラつくというか
ジャギルというか
とにかくノイズがのっているとしか
おもえない部分や
モアレ縞のようなものが
発生する部分があるのだ
写真本体には
このような部分はないので
EVFのなかだけの問題と思って
WEBを検索したら
あっと驚く
デジカメの落とし穴が見つかった
デジカメが持つ
最大かつ解決が困難らしい問題は
輝度モアレと色モアレというモアレの発生で
映像素子の原理上発生するので
完全に無くすのは困難なようだ
ふつうに目で見ることがある
モアレ縞とは異なり
その場には存在しないのに
デジカメがかってにつくり出す
縞模様ということになる
さらにやっかいなのは
写真本体にモアレがなくても
それを確認する
EVFやカメラの小さなモニターのなかでは
モアレが生じてしまうということだ
写真本体にモアレが生じているかどうかは
PCなどでより大きくして
いちいち確認しなければならない
チラつきジャギルのは輝度モアレで
モアレ縞は色モアレらしい
これがフィルムカメラでは起こらないというから驚きだ
その価値を知る人にとっては
いまだにフィルムカメラは
一番信用できる存在ということになる