孤独
凍湖(とおこ)

夜ごと枕カバーに涙をすりつける
外はトラックが跳ね回っている
家が小さなビートを刻む

わたしがわたしである重み
まるでゾウに踏みつけられてるよう……!
こんなものを背負って歩いてると、肩がひしゃげて腰が曲がって、しまいには骨がくしゃくしゃになってペッタンコだ
ああ、だれかに放り投げてしまいたい

だれかだれかだれか

でも知ってる
この重みを肩代わりしてくれるってうそぶくのは
詐欺師か悪魔だってこと

HEY YOU!
人間はひとりだ


自由詩 孤独 Copyright 凍湖(とおこ) 2021-07-05 09:28:35
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