夜の変拍子
梅昆布茶
なんらかの収束あるいは
静かな夜の変拍子
子供達は混沌の外縁でガラス玉と戯れ
老人はじぶんの黒檀の棺を磨き上げる
トロル達は住みなれた谷をはなれ
いつか丘をこえて緑の祭壇にたどり着く
鳥たちはねぐらにかえり
繰り返される夢の支度をはじめる
セブンイレブンで肉饅買い忘れて彼女に責められた日
ぼくが雲散霧消する前にやり残したことはなにもなかった
死んだこんぴゅーたあがゆいごんを残してゆくが
だれもぼくのゆいごんを察知してくれないのです
あいを発動してkoiを卒業して
結局ものごとはマイナス方向にゆきませんでした
微分方程式の明日はぼくの想像力の
延長にはなくて
僕のリペアーキットは
缶チューハイとYO-YOMAのチェロなのです