おわり
リィ

全てのものから逃げ出したくて
自分の住んでいる街を抜け出し
私は走り続け自分自身からも逃げていた
逃げた先には何もなく
心もなく自分だけがここにいる
心は遠くに行けるのに
体だけどこへも行けないのなら
もう身も心も全て終わらせよう
夜に朝に消える露のように


自由詩 おわり Copyright リィ 2021-06-20 20:28:29
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