思わず
水宮うみ

生きていることなんて、どうってことないと思う。
なつかしい景色の足跡を辿ると、
遠くの心は満たされていく。

眼の奥で流れ続ける言葉は、わたしの一部に過ぎなかった。

言葉ではない物質がここに存在して、
風の強さに思わず笑ってしまったりする。


自由詩 思わず Copyright 水宮うみ 2021-06-14 18:34:41
notebook Home 戻る