昭和の扇風機
st
最近の扇風機は
とても安い
もう一台あってもいいかな
と思って買った
電源を入れてみて
風量が少ないと感じ
3段階あるなかの
最高にしても
音がうるさい割に
風量はそれほど増えなかった
安いのだから
こんなもんかなと
結構使用していた
そしたらわずか数年で
掃除のために
分解を繰り返していたら
羽の軸にヒビが入り
年を経るごとに
肝心のコントロール回路が
1つ1つおかしくなり
現在は動作はしているが
タイマーやリズムなどは死んでしまい
風量も最低の1段階のみとなった
昭和の扇風機が
どうだオレの勝ちだろう
と誇らしげに
最低段階でも
充分すぎる風量を送ってくる
よく見ると
羽の奥行が大きくて
平板でなく立体的で
大量の空気をつかみ
風量のケタが違う
リモコンなどはなく
原始的な押しボタン
しっかりとした
金属部分が多くて
とても重いけど
四五十年経っても
ビクともせずに故障もしない
最近の安物扇風機は
軽くてリモコンつきで
便利でも
あっという間に故障では
いざという時に
使い物にならない