風の時空
朝焼彩茜色
ふと思うことが 直観だと
最近知ったんだ
満月から燻るオーラ 煙たげに窓の外
見上げてみても もう降りて来る者はいないよ
私の汲み上げた三人称だから
対話をトランプのように切って 神託を明かす
空耳のような声は
子供も振り向いたから
聴こえたんだよね 名前呼ばれたね
それ以上の意味は いづれ分かると思う
風があるから回っている
自分を軸に回っている
視界を星の軸に
帰宅して 思ったんだ
あの天道虫もそうだよね
名前 呼ばれたね 君も振り向いた
自由詩
風の時空
Copyright
朝焼彩茜色
2021-05-28 22:47:04