掴む
ひだかたけし
あゝもう一歩を押し進めよと
心の声が波紋を広げ
此処に在ることのまた不思議
火炎噴き上げ迫り来る
冷たい岩に乗る足の
感覚だけに
集中し
広がる意識に楔打ち込む
今望郷の念、込み上げて
光の筋をひたすらに
今在ることの不思議を掴む
するりと逃れ去る時の間に間に
我在ることの不思議を掴む
自由詩
掴む
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ひだかたけし
2021-05-26 23:07:54
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