鮮やかに
渡辺亘

初夏の太陽光線をいっぱいに浴びて
鮮やかに咲けよ
ミモザよ
遠く去ったあの人に
薫りよ届け
あつく胸を焦がして
触れた指先が未だにあつい
君を悩ませる
哀しみよ、去れ
君の胸に
喜びよ、宿れ
初夏の太陽光線をいっぱいに浴びて
鮮やかに咲けよ
ミモザよ


自由詩 鮮やかに Copyright 渡辺亘 2021-05-18 15:03:29
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