境界域
ひだかたけし
この夜陰、
独り在ることに寛いで
宇宙の時流に乗っていく
すっと孤独に留まりながら
この隙間だらけのあばら家に
雷鳴が轟くのを待っている
境界の門が開く、その時に
意識は異界の木霊に囲繞され
自由詩
境界域
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ひだかたけし
2021-04-25 00:06:14
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