光輪
ひだかたけし
稲穂の先のビー玉の喧騒
夢はわちゃわちゃ過ぎていき
白雲もくもく青空に湧く
花の街には太陽燦々
老婆と少女が手を繋ぎ
廻り廻るよ廻り廻る
死の標的を撃ち抜いて
生の目醒めに眩めいて
タマシイ肉厚の幅を持つ
白南風の絶えず吹く
この牢獄に独り在り
奇妙奇天烈な光の輪
逆算しながら待っている
自由詩
光輪
Copyright
ひだかたけし
2021-04-20 19:32:45
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