思考体
ひだかたけし
鮮やかな轍を残しつつ
決して姿を現さぬもの
いつかの時を夢見ては
永遠にさらに逃れゆく
底に沈んだ泥団を
清められた手で掬い上げ
透過する心の底
遥か彼方の源頭に
耳鳴り繁く接続する
見えないものと見えるもの
貫き生きる思考体
意識の渦を抜け出して
未来未知から到来する
自由詩
思考体
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ひだかたけし
2021-04-11 20:35:20
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