更谷に捧ぐ
TAT
今日は山本さほという人の
この町ではひとりという
面白いマンガが手に入ったので
うっかり読んでみたら
まんまと魂を引き裂かれてしまった
ので
どうにかこうにか詩の形に浄化して
投稿して
いつも通りの
例によって
通の中の通だけが
1ポイントだけ投じる
TATの詩を
適当に一個
捻り出したかったのだけど
漫画が良過ぎて
小手先の逃げ技が通じなくて参る
困る
俺も神戸が嫌いだった、、、、
施工屋の手元で
たまに行く神戸の現場が
大嫌いだった、、、、
ハイエースを運転しながら
帰る夜
おもちゃ箱みたいな百万ドルの夜景が
みじめで
自分とかけ離れすぎてて
俺は道化を演るしかなくて
あの頃
なんであんなに
夕焼けは赤かったんだろう
なんであんなに日曜日の夜は
暗かったんだろう
まるでジェフリー・ダーマーの
Wikipediaのように
深い闇だった