夕暮れは、いつも
クーヘン


夕暮れは、いつも隣に座ってた

河川敷の土手に、いつも僕と座ってた

何を話すでもなかった

ただ何となく、二人で座ってた

夕暮れは、いつも時間になると帰ってった

泥だらけのマウンテンバイクで帰ってった

僕は軽く手をふった

夕暮れは、いつも川の向こうへ暮れてった

その命を燃やし尽くすように暮れてった

いつも、いつも訊けなかった

「君はどこへ帰るの?」と




自由詩 夕暮れは、いつも Copyright クーヘン 2021-03-23 14:27:59
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