造形流
ひだかたけし
光の万華鏡
旋回する宇
自ら発光し
鋭く熱と溶け
輪郭失う体と体の
紫に静まる矛盾の浸透
[個我意識鮮明に保持サレ、私達はシッカリト抱き合い、
何処マデモイキ、何処ニモイキハシナイ]
消滅する境界たち
刻印は此の地彼の地で
限定された記憶を遡行し
各々の記憶の底抜け底割れ
宙の暗黒空間に光球近づく時
光の万華鏡
旋回する宇
自ら発光し
迸る熱流となり
新た輪郭を造形する
しなやかな個と個の
紫に沈む矛盾の溶解
自由詩
造形流
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ひだかたけし
2021-03-18 20:35:55
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