馬たち
草野春心



  瞳からのぞくと
  馬たちが みえた


  日が薄ぼやけ
  あたりは冷えて
  草の においだけが
  ほそながくかがやいていき
  わたしたちの
  愛はきえた


  ただ みていた
  馬たちは いま来たばかりのように
  すごくきれいだった




自由詩 馬たち Copyright 草野春心 2021-03-07 22:54:00
notebook Home 戻る  過去 未来
この文書は以下の文書グループに登録されています。
春心恋歌