砂浜
◇レキ

晴天
どん底
歩くだけ歩いた

波しぶきの生む霧が
たいして変わらない毎日を覆っている

振り向けば
情けない日々が
変わらずくっきりと足跡になっている

フカフカの砂浜の波跡に沿って
進んだサンダルはふらつき

今日を歩く
誰もいない砂浜


自由詩 砂浜 Copyright ◇レキ 2021-03-06 23:33:46
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