永遠
ひだかたけし

何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味が開き
繋ぐ意味に花が咲く
そんなひたむきな息継ぎを
ただただうつくしく晒している
(目眩くよなその歓びが
詩行をひたすら貫いて
始まりもなく終わりもなく
底無しの宇宙に沈んでいき)

あゝ瞬きの深遠に
あゝ開かれる瞬間に
汝は名も無き時を抱く
芽生える命の閃光よ!












自由詩 永遠 Copyright ひだかたけし 2021-03-06 20:18:05
notebook Home