夢現
ひだかたけし

また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の独り床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


 遠い遠い異郷の地
 父母と歩む未知の道
 敷石、鮮やかに輝いて
 ひたすら前へ進んで行く
 いつしか独りになりながら
 前のめりで進んで行く


また夜が更け
うつらうつら
いつしか夢見の独り床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
記憶の奥を覗き込

夢に含まれ夢を産む
〃意識〃という不思議を生きながら









自由詩 夢現 Copyright ひだかたけし 2021-03-04 00:30:38
notebook Home 戻る