インソムニア
道草次郎

手のひらの丘を
橇に乗ったヒグマが滑って行く

なんとなく
ユング派にかかりたいと思う

未来の博物館では
ヒトの剥製が祀られるだろう

良い詩をたくさん知っている
ぼくは不眠症だ


自由詩 インソムニア Copyright 道草次郎 2021-03-01 18:47:56
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