でたらめ
よんじゅう
おおくのゆびさきがきりとられたまま、迎えようとした、ゆきどけの水を捨てようとして花は、ぎょっとしたようにさきはじめた、あたたかいものがながれついて、世界をかえるつもりはなかったとしても、おおくのゆびさきがきりとられたまま、迎えようとした、
ここへ、かくそう、という声は、ふりつもったゆきのように、あちこちでひかりはじめたさいしょのひざしだった、口々にてらしだそうとしてひざしのようにふりそそぐことばがふりつもった、ぼくも、ここへ、かくそうと、おもう、
自由詩
でたらめ
Copyright
よんじゅう
2021-02-28 02:27:01