覚えている
夏川ゆう

出逢ったのは雨の夜
雨宿りしているとき
傘を貸してくれた

最近引っ越して来たという
何だか気が合い趣味も同じ

顔を合わせることが増えて
自然な形で
付き合いが始まった

この出逢いはよく覚えている
忘れられない出逢いだった

雨の多い夏だったこと覚えている

あれから五年が経ち
結婚の二文字が
チラチラと見えている

本当に気が合いいつも楽しい
時間が幾らあっても足りないぐらい


自由詩 覚えている Copyright 夏川ゆう 2021-02-27 06:03:12
notebook Home