城と春
道草次郎

春は
ねぼけた白さぎの壁
意識のとり零し
たおやめの
すっくと仄闇立つすがた
一夜ひとよに二、三
酵母の乱れ
夜霧へおとなう
紋付もんつきれい


自由詩 城と春 Copyright 道草次郎 2021-02-24 16:33:09
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幻想の詩群