よじれた楽しみ
りゅうさん
朝、突然ぷつっと途切れるように
パソの操作がわからない
想像してみてください
僕が逝ってしまったらと
君はいねいね言うけれど
今朝、僕がいなきゃ困るでしょう
おお、そんな脅しなんてつもりは
そう言えば脅しになってしまい
コーヒーを持ったマグカップを
するっと取りこぼし倒れこむ
そんな姿を想像し
慌てふためく君らの顔を
思いながらほくそ笑む
僕の意地悪な楽しみ
しかしそれも言い続けて十余年
僕は狼少年か
はたまたピノキオか
そんな事いざ知らね
僕はジャックと豆の木が好きでした。