ひとりごと
こたきひろし

雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない

いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ

いいかげん飽きたな
って思い続けても こうして朝は眼を覚まし
寝床から起き上がる

顔を洗い
歯を洗い
習慣だから鏡を覗き込む

あいも変わらず冴えない顔だ
異性に好かれる要素が欠けている

女子に好かれたい
タイプの女のことあわよくば良い関係キズキたい
もちろんウイウインしたい

やっぱりそっちにイッテしまった
年甲斐なくスケベこころ満載の俺だが
もちろん女子の前では
仕事一筋 誠実真面目 そして紳士を装ってなければならないんだよな

女性の体になんて全く興味も関心もございませんから
どうぞその飽満な肉体を近づけないでくださいなんて
こころと裏腹な態度見せなくては社会人失格のレッテル貼られないとも限らないからな

疲れる
疲れる
疲れる
疲れる
いいかげん疲れるよ

雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に何かが
見えるなんて
肉眼では無理なんだからさ


自由詩 ひとりごと Copyright こたきひろし 2021-02-18 05:13:52
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