筋の光を、見ろ。
道草次郎

そう、
おっきいとおっかない
だからさりげない水草のひとつまみ
このボートもあんまり
湖の真ん中へは遣らないでおく。
麦わら帽子を制える君を
想像で支えられはすまいが。

そう、
こんなキッチュな呟きは
巻きタバコなんぞに詰め
二十世紀へでも焼却してくれ。

科学をおもうこと
ある意味ではそれだよ。

けどやっぱり結局人は人に焦がれ
また今朝を捉える。





自由詩 筋の光を、見ろ。 Copyright 道草次郎 2021-02-14 09:09:11
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