地獄飲みの際に
りゅうさん
ジャンヌ・ダルクが火刑に処せられ絶命した時には
近くにいた鳥が一斉に羽ばたいたという
僕が死ぬ時もそんな風になるだろうか
と、ごみ捨てに行った際に
電線に止まっている鳥を見て考える
あるいは鳥は気にしないかもしれない
そうではなくても
朝、鳥のさえずりがピーチク
楽しそうに聞こえて
夕、下校の子らの笑い声が
楽しそうに響いて
どうやらここは地獄ではないらしいと
ぼんやりと認識する
自由詩
地獄飲みの際に
Copyright
りゅうさん
2021-02-13 04:33:37