詩を書くための生活と偽造
えこ



起きたらコーヒーを飲み 死ぬ



頬を撫でる風を感じ 世を憂う



星空に自分を映しながら ビルの屋上から

身を投げてどうした
憂いたのはこの言葉の評価
死ぬのは自分の価値観



カフェインを飲む 自己満足



脳を壊すニュース 見えない夜を疑う



星空は見えない 見えている妄想に耽

現実はどうだ
憂うほど切羽詰まってないし
余裕もないが書ける詩

逃げるように踏み込んだ歌
歌詞の意味が無意味に
深く耽る 泣けてくる
自己投影に夢中な
無味無臭な生活と
着色料に塗れた偽造

一口 苦く甘い 私の詩


自由詩 詩を書くための生活と偽造 Copyright えこ 2021-02-12 20:47:01
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