血反吐吐いた事はなくて
こたきひろし

夜の街に女性を買いにいった
それは悪じゃなくて
必要な悪

もちろん真っ当に恋愛して
両性の合意に基づいてお互いの性を共有できるなら
何の問題も発生しない
かも知れない

だけど現実はそうはいかない
モテるおとこはどこまでもまてて
モテないおとこはどこまでももてないままだ

モテないおとこには許しがたき現実があるのだ
そしておとこは溜めておけない生理がある
もちろん自らを慰めると言う常套手段がすくいの手を差し向けてはくれるが

いかんせんそればかりではあまりにも淋しすぎる
どうしても女性の粘膜が欲しくなるのだ

女性の皆さんそんなおとこの本能をどうぞご理解下さい
不潔とか情けないとか見下される前に
可哀相とか哀れとか思って頂きたいと存じます

そしてこころあるなら
あたしが何とかしてあげるわ
のお情けを頂けるならサイコウです
女神として崇めさせて頂きます

 そんなおねだりされてもさ 生理的に無理なんだから
 あんたみたいなおとこ
 おんなは基本的に受け身なんだけど 優秀な遺伝子から選びたいのよ 失敗したくないの
 自己防衛本能を持ってるのよ ときには母性本能刺激される事もあるけどさ
 幾らなんでもあんたじゃねぇ 


これ以上の屈辱は味わいたくないから
夜の街に女性を買いにいく

女性から性だけを

私は何も悪くないよね


自由詩 血反吐吐いた事はなくて Copyright こたきひろし 2021-02-12 01:12:35
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