Interlude
かとり

ごく薄い光が、土を透過していく。
草原の体が揺れ、水が、根や枝を広げている。

街はなにか約束を結んだ後のように沈黙している。

明るい方角を向くと、線路の北側は水圏。
草原の向こう、渓谷の入口に、幾つかの川が集まっている。


自由詩 Interlude Copyright かとり 2021-02-02 00:00:38
notebook Home