たとえるなら
　男は種子
　女はその種子を蒔かれる畑
だけどそれを言葉にしたら今の時代おおいに批判されてしまう
だろう

でも　いったい何で男女の体が結ばれるとき
性の快楽に火がついて燃えてひろがるのか
といったら　そこに生殖の本能の炎が揺れに揺れて
いるからだと否定できない
だろう

勿論　両性がそれを意識するかしないかは
別の問題だと思う

それにしても
女の心の襞をかき分けるのはムズい
それよりまして
女の体の一部始終を理解して
上手に扱うのは難しい

俺は恥ずかしながら
そっちはオクテ
おんなの人はからきし駄目さ
妄想だけは暴走させてしまうのに異性を前にすると緊張して無口になってしまうんだよ
必死に紳士を装うのさ
その正体は
いわゆる女性コンプレックスのかたまりなんだけどさ

とは言っても不思議に
嫁さんと成人した二人のむすめちゃんとは普通に会話ができるんだよ
当然だよな
三人は俺の家族
おんなを意識したりしないからさ
そうさ
俺は種子
嫁さんは俺の種子を受け入れてくれた畑
二人の娘は畑の産物
すくすくと育ってくれた

そして二人とも
いづれは男に種子を蒔かれる畑になってしまうんだよ

その繰り返しだからさ
そうやって命の鎖は繋がれていくんだよ

こんな事を口にしたら
今の時代批判されてしまうだろうけどさ