草
道草次郎
かんぜんに
腐った土くれから
一本の
新しい草が
天に向かいのびる
天のなにかを
知らず
また
土くれの何かを
知らず
のびること
それを
ただ一つ
羅針盤 として
自由詩
草
Copyright
道草次郎
2021-01-06 18:15:10