わたしはスリランカです 南伝の経の屋根で眠る苔です わたしは牛乳屋です あなたが銀河鉄道の天鵞絨だとしたら わたしは感じよくありたい そういう色相にとどまる草です 時にその気分に蒸留が必要な ラピスラズリで出来た壊れた天球です あなたがまわすコックのように 弁で構わないのがそうですわたしです アンコール遺跡のように 夜が立ち込めたら わたしは わたしの希望をずた袋に詰めて 虹の あばら骨を渡って行くでしょう