冬よ、進め!
ひだかたけし
風になびく
ススキの穂が
水面を滑る
眼差す太陽にギラリと光り
到来した冬は
情け容赦なく
すべてを裸にし
覚醒の輪郭を
与えていく
透徹として刄の滑り
西高東低
大寒波襲来
氷壁に吹き荒れる
零下二十度の
烈風よ
宇宙の猛威が渦巻き荒れ狂い
俺は踊る
素っ裸で踊る
冬よ、進め!
冬よ、進め!
と
襲い来る闇に光を見るまで
自由詩
冬よ、進め!
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ひだかたけし
2020-12-15 18:19:10
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