独りである(改訂)
ひだかたけし

女の温もりも
家族の団欒も
過ぎてすっかり独りである

風が吹き
途方に暮れて
確かな予感を持ち独りである

遠くの森のざわめきが
夜空に木霊し未知を紡ぐとき
私はひたすら独りで存る













自由詩 独りである(改訂) Copyright ひだかたけし 2020-12-07 20:07:29
notebook Home 戻る