月光
ミナト 螢

この手は拒まない
例えば冬の凍て付く月を
耳たぶに飾って光るなら
夜しか生まれずに爪を渡る

明日はきっと
何も聴こえなくなって
心だけで
叫ぶでしょう


自由詩 月光 Copyright ミナト 螢 2020-12-04 15:54:56
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