女、春にて
みい

ネジ巻く、ねこの
足で
びっこひきながらつくる、
足跡は君に

ひとつ残らず
食べられ

慣れ、

パステルカラー、死んじゃえ

つぶやきながら
背中の巻き毛も、
くるるり

じんじりと
巻く音っていつも
だるそう


はい、では
死にます

言うわたしはうすいきみどりで

うすすぎるももいろの
ひと月3000万円の女と
交差しながら
かみさまのいない夜で

バリリバリ、
噛みながら
歯が折れても血しか出ない
日々の

ネジは飽きない

君の抱く、ねこの

だった




未詩・独白 女、春にて Copyright みい 2005-04-18 21:30:36
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