かきもち
アラガイs


血を捨てる人もいれば血を拾う人がいる。
否定された/言葉は宝物
どちらにせよいったん保留してしまえば人間であることに違いはない。

休憩時間になれば袋からピーナッツを取り出してポリポリと囓る男がいた。
大木のようなガタイをした、殺気立つ栗鼠の眉尻が吊り上がる男だった。
豆のことは豆屋に聞けばいい
男は仕事を終え帰宅すると手摺りに紐をかけて頸を括っていた
真っ昼間だったが、未だに理由は謎のまま誰もその話しはしない。
それから遺体をみた者もいない。

他人の血をもらったので性格まで変わると期待したのが間違いだったよ
あれからどうも体調がすぐれない
あいかわらず夜は眠れないし重い夢ばかりみてる(ネタがない)
出てくるのはいつも決まって同じような顔
 (ならば酔ってやろう) お酒といっしょにおかきをバリバリ頬張るようになってしまうこれがいつも歯磨きの後なんだな。で、寝る前にお菓子なんていままで食べたこともなかったのに欲しくなるのは不思議なアラメルモちゃん
 きっと炭水化物が足りていないせいだろうな、最近御飯の量も減ったし特にピーナッツ入りのあられ(かきのタネ)というおたねさんが付けた名前
    これが止まらなくなるんだよ

 アタマをポリポリと掻く癖に、
    、こんなことまであいつ、、似てきてしまったじゃないか
いつまでも忘れられないのは夢で創作する嫌な出来事ばかり
  (あれ? 楽しかったことなんてあったっけ)
              たまには好みの女とセックスをしてる
  マツコ・デイブ・大久保

知らないうちに餅なんか買ってきて仏壇に置いているのは
もちろん面倒くさいので飾り餅なんか食べはしない。(餅論)これ下手な駄洒落ね。笑。
ガチガチに固く紐で括ってテラスにぶら下げてやろうかな
きっとカラスや鳶なんかが突くんじゃねーの
       ポリポリ  ポリ 今日も夢
止まらないね。 おたねさんが付けた、(嘘だろ)
               それにつけてもおかきは。












自由詩 かきもち Copyright アラガイs 2020-11-20 03:26:48
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