漁火と自愛
道草次郎

脳に落ちました

今に
至ります

そういう蛙は
手のひらの吸着力は
詩魂で濡らす
井戸の縦長は
哲理の電解質です

雷が直下型に
地球のコアへ落すれば
炭化した蛙は
それはもう
なんでもないただの
矮星

そういうナチュラルな
背離法は
気流の寵愛です




自由詩 漁火と自愛 Copyright 道草次郎 2020-11-19 08:56:17
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幻想の詩群