この何にもならない思い
道草次郎
その奥に
何をしのばせている
そこにいて
どこにいて
なにをして
どんなかんがえ
ぼくが笑えば
きみはどうする
君も笑うか
かなしいね
そして君は君の感じたものを
大切にして
電話をして
いいことなんて何にもないですって言いなさい
人間の大地はトランポリンだから
その、ほら
いまその瞬間を
アンプと接続してさ
一日
一日は永遠
カラマツがまだ黄色い
本と紅茶を傍らに
君は君のたのしみを探検していくがいい
好きな
ことをしていたら君がね
ぼくはそれでも
焚き火で暖を取れるから
自分で
自分を灯せますように
君こそが